DIG社会保険労務士法人の社労士ブログ

2025.11.13

「労務顧問はほんとに必要?顧問契約のメリット解説」セミナー実施報告

こんにちは!福岡市にありますDIG社会保険労務士法人(旧:社会保険労務士法人アーリークロス)です。
2025年10月31日(金)、弊社にて「労務顧問はほんとに必要? 顧問契約のメリット解説」 セミナーを開催いたしました。
今回は、労務顧問のご契約をされていない事業所の経営者・人事労務担当者の皆さまに多数ご参加いただきました。

セミナー開催の背景

一言で「労務顧問」といっても、実際にどんな業務を行うのか、どのような場面で必要になるのか、イメージがつきにくいというお声を多くいただきます。

そこで今回のセミナーでは、労務顧問にまつわる疑問を解消し、自社の中で活かせる具体的なイメージを持っていただくこと、そして労務顧問がいると安心できる理由を知っていただくことを目的に開催いたしました。

セミナーの概要

第一部:労務顧問とは?

第一部では、労務顧問の具体的な対応内容や社会保険労務士の役割について、ご説明いたしました。

こちらは「労務手続きの全体像」を示した図です。
図の左側(ピンクの部分)は、給与・勤怠など毎月発生する業務や、入社・退職に伴う各種手続きといった会社運営に欠かせない日常的な労務業務を表しています。

その下に記載している健康保険や厚生年金保険、労災保険や雇用保険は、従業員が安心して働くための基盤となる社会保険制度です。病気やケガ、出産、失業などのリスクに備えることができ、従業員が安心して長く働ける環境が整備されます。

中央のオレンジ色の部分は、会社のルールづくりに関わる部分です。就業規則や人事評価制度など、数カ月から1年以上時間をかけて準備する中長期的な取り組みになります。

労務の領域は、毎月発生する手続きから、社内制度の運用・見直しまで多岐にわたります。
こうした幅広い労務分野を継続的にサポートするのが「労務顧問」です。

労務顧問では、
・日常的な労務相談
・法改正への対応
・社会保険・雇用保険等の手続き代行、確認や助言
といった、企業の労務管理を継続的にサポートする業務を中心に行っています。

また、就業規則の整備や人事制度の構築、労務管理システムの設計支援など、企業運営を支える仕組みづくりのサポートも別途ご依頼に応じて対応しています。

社会保険労務士は、労務に関する法律や制度の専門家として、「人」と「組織」の両面から企業を支援し、安心して働ける職場環境の構築をサポートしています。

第二部 予防労務の重要性と労務リスクの事例紹介

第二部では、「予防労務」の考え方や実践のポイントについて事例を交えて解説いたしました。
※予防労務とは、労務トラブルが発生する前に、原因となるリスクを把握し、事前に対策を講じる取り組みを指します。

トラブルが起きてから対応するのではなく、あらかじめルールを整え、日常の運用を丁寧に行うことで、多くのリスクを未然に防ぐことができます。

特に、従業員数が少ない創業期こそ、労務体制を早期に整えておくことが重要です。
会社の成長段階に応じて、整えるべき労務のポイントは変化しますが、予防労務はトラブルを防ぐための仕組みづくりであると同時に、会社の信頼と魅力を高めるための経営の土台づくりでもあります。

参加者の声

セミナー後のアンケートでは、次のようなお声をいただきました。
・「事前の備えの重要性がよく分かった」
・「自社でも体制を見直したい」
多くの参加者の方が「予防の視点」を持つことの大切さを実感されていました。

最後に

労務を専門家にアウトソーシングするメリットは、経営者や担当者の方が本業に専念できることだと私たちは考えています。

DIG社会保険労務士法人では、企業の成長フェーズに合わせて、日常の労務相談から制度整備までを伴走型でサポートしています。

今後も定期的にセミナーを開催予定です!

労務顧問をご検討中の皆様、ぜひお気軽にDIG社会保険労務士法人へお問い合わせください。

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